このコーナーでは、アメリカ西海岸Orange County(OC)にて行われるライブレポートをお届けします。
ライブレポ第一回:カリフォルニアメタルフェスト6
秋、アメリカではThanksgiving(感謝祭)が終了。しかしメタルヘッド達の宴はこれからである。毎年恒例のカリフォルニアメタルフェストが今年もやって来た。
今年で6回目を迎えるこのフェスは毎年規模が拡大しており、今回はなんと50組以上のバンドが出演、6つのステージ、今まで一つのライブハウスで行われていたフェスが広大なグランドになるなど規模が桁違いに進化。出演バンドもKillswitch Engageを筆頭にAsking Alexandria、As I lay Dying、Black Veil Brides、Of Mice&MenやDillinger Escape Plan等豪華。まるでWarpedツアーのメタル勢をゴッソリ抜き取った様なラインで、今年の意気込みは凄かった。
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今年で6回目のこのフェスは毎回メインスポンサーが変わる事でも有名。今年はペン製造で知られるGrenco Science社のG-Penがメインスポンサーに。また今回のチケット売り上げ(何%かは分かりませんが)は先日不慮の事故で亡くなったSuicide SilenceのMitchの娘Kenadeeちゃんの養育費に負担される様です。
今回の会場となるのはOrange Countyから約50分程度の所にあるSan Bernardinoという地区にあるOrange Show Events Centerというでかいフィールドにて行われた。前評判は良かったがまさかこれ程の人が朝早くから並ぶとは思っても見なかった。朝早くからご苦労さまです!
今年のフェスは例年に比べ格段にスケールアップした内容でオーディエンスも大満足の一日だったと思います。ラインナップも今や飛ぶ鳥を落とす勢いの若手バンドからメタルシーンに影響を与えたバンドまで充実したライン。欲を言えば、もう少し例年の様なグラインド系やパワーメタル系も欲しかったかな。スケージュールが押していたり会場内の照明設備が極端に暗かったりと色々ありますがそういう所もチャラにして今日の内容は満足です。どのバンドも頑張っていたのでベストバンドは本当に迷いましたが今回はUnearth。今のメタルシーンで彼等を見ると「10年前に流行ったバンド」と言う事で若手に立場を奪われつつある状況でも決して腐らず、自分達の音楽を信じ、着いて来てくれるファンの為に素晴らしいライブみせた彼等。弱肉強食で先輩/後輩等ないこの業界、売れなければ名声を失い若手バンドの前座になる等、昔売れたバンド程その現実は過酷になってくると思います。Unearthの変わらないポジティブな姿勢は今やバンドの休業/解散ブームという厳しい現状に「俺達はまだ死んでないぜ」というパンチを見舞ってくれました。彼等にはこれからも頑張って欲しい。
今年で6回目のこのフェスは毎回メインスポンサーが変わる事でも有名。今年はペン製造で知られるGrenco Science社のG-Penがメインスポンサーに。また今回のチケット売り上げ(何%かは分かりませんが)は先日不慮の事故で亡くなったSuicide SilenceのMitchの娘Kenadeeちゃんの養育費に負担される様です。
出演アーティスト:Killswitch Engage, Suicide Silenceメンバー, Asking Alexandria, Black Veil Brides, A I Lay Dying, Dillinger Escape Plan, Of Mice&Men, Memphis May Fire, Chiodos, Blessthefall, Darkest Hour, A Skylit Drive, Born Of Osiris, Acacia Strain, Bleeding Through, I See Stars, Confide, Winds, Of Plague, Unearth, Veil Of Maya, Attila, Skip The Foreplay等