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NOFXがラスベガス公演での発言で大炎上、メンバー達は意気消沈、フェスも降板

May 31, 2018

パンクNOFXが先週末ラスベガスにて行われたバンクフェスPunk Rock Bowling&Music Festivalに出演した際に発言したジョークが世間の顰蹙をかい大炎上しています。

 

バンドは3日間行われる同フェスの二日目のヘッドライナーとして出演。同フェスにはNOFXの他にもThe Mighty Mighty Bosstones、Rise Against、At The Drive In等が出演。

 

事件が起きたのはNOFXのライブ中の曲間。バンドはいつもの様にメンバー間でジョークを交えた会話を始め、フロントマンFat Mikeが:
「俺達はイスラム教徒について唄った曲をプレイしたけど、銃で撃たれなかったぜ。やったね!」 と会場がラスベガスという場所だからか昨年10月にカントリーフェスティバルRoute91 Harvest Music Festivalで起きた無差別銃乱射事件に掛けたつもりなのかブラックジョークを飛ばす。

これに反応した別のNOFXメンバーが(SPIN誌によるとギタリストEric Melvin): 「ベガスではカントリーバンドじゃなきゃ撃たれないんじゃないか。」とFat Mikeに返答する。

Fat Mikeはこれに: 「あの事件は最低だったよな。でも、撃たれたのがパンクファンじゃなくてカントリーファンだったから良かった。」と答える。

これにはメンバー達も: 「おいおい、それはやばいだろ」とFat Mikeの発言に驚いた様子。

 

こちらからバンドメンバー達のやりとりの映像が見れます:

https://www.tmz.com/2018/05/30/nofx-vegas-massacre-country-fans-punk-joke/

 

このオーディエンスからも、動揺の声が聞こえますが、同映像を視聴したラスベガスで活動するDJのDave Farra氏とJason Mahoney氏が、これは行き過ぎた発言として映像を拡散し一気に拡大。主要メディアも報道する展開に。事件から一年も経っておらず、事件現場はカントリーアーティスト達以外にもロックやメタル、パンクバンドも利用する地元ではお馴染みの会場でした。事件では58人が死亡、850人が重軽傷を負いました。


バンドはラスベガスでの発言がメディアに取り上げられる中沈黙を貫いて来ましたが今日になってバンドのSNSに投稿。


「俺は今眠れない状態だ。メンバー全員寝る事が出来ない。ラスベガスでのライブ中に発言したことは余りに鈍感で最低な行為だった。俺達全員自分自身に非常に恥ずかしく思っている。俺達はこれから集まり、俺達の発言で傷ついた人々に対し正直で誠実な謝罪文を書くよ。」

https://twitter.com/NOFXband/status/1002215152056389632

 

今回のNOFXが起こした件により、バンドが今週末出演予定であり、Fat Mikeが主催するパンクフェスティバルCamp Punk In Drublicも急遽ヘッドライナーであったNOFX、そしてFat Mikeが在籍するMe First And The Gimmie Gimmesをフェスの出演リストから降ろす事態に。フェスはNOFXの代わりにDescendentsを、そしてMe First And The Gimmie Gimmesの代わりにThe Vandalsが出演する事を発表。フェスは主催者のFat Mikeの発言にショックを受けており、とても残念に思っている事、NOFXの発言はフェスのスタッフやスポンサーとは一切関係がなく、フェスのプロデューサー達は全ての音楽ジャンルをサポートしている事を説明。またフェスの売り上げを乱射事件の被害者や家族に寄付する事も発表。

 

そしてこれまでNOFXとパートナーシップとして契約していた地ビール製造会社Stone Brewing Coが正式にバンドとの契約を打ち切る事も発表。同会社はフェスへのスポンサーも降り、バンドとのコラボ商品も辞める事を発表。バンドが地ビール業で受けた株はラスベガス警察署に寄付されるそうです。

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