元The Dillinger Escape PlanのヴォーカルGregが元バンドでの活動の本音を発言。
September 25, 2018
2017年に解散したThe Dillinger Escape PlanのフロントマンGreg Puciatoがインタビューに応え元バンドで活動していた時の真意を暴露。
1997年に当時ハードコアパンクArcaneのメンバー達によって結成されたバンドはアルバムを発表する中でジャズ、フュージョン等多彩な音楽ジャンルを取り入れ尚且つ非常に激しいマスコアサウンドを生み出し、その唯一無二のサウンドは多くの業界人から評判を受け、そして彼等の過激なライブパフォーマンスは評判を呼び、決してメジャーの土俵に上がるサウンドではなかったものアンダーグランドシーンの中では飛びぬけたバンドでした。しかし、バンドの最終アルバムとなったDissociationの制作段階からメンバー達は活動を終了させる事を発言しており、アルバムDissociation発表後に行ったツアーを終了し最後のニューヨークでの3公演を持ってして解散。
The Dillinger Escape Plan解散後、フロントマンGregはエレクトロプロジェクトThe Black Queenを再開。新譜Infinite Gamesを今週末に発売予定。そんなGregがインタビューにて元バンドについて発言。
「多くの人は気づかなかったかもしれないが、Dillingerの曲の殆どは人間関係を求めるも相手とのつながりを深める事に障害を感じる親密性障害について歌った曲が殆どなんだよ。今回のThe Black Queenでは人との繋がりや関係を持つことは素晴らしい事と真逆なテーマを唄っているんだ。悲しい曲もあるけれど、希望の光を持とうというポジティブなメッセージがあり、全てを失うDillingerの曲とはエライ違いだね。
実はDillingerが解散した事に凄く嬉しく思っている自分が居るんだよ、何故ならあのバンド活動で俺は本当に惨めな気持ちになっていたからね。
Dillingerの最終アルバムを作った時、そしてその前作One Of Us Is The Killer(2013)を制作した時も本当は嫌だったんだよ。当時から既にバンドは終わらせたかった。そしてアルバムが完成してツアーに出ればネガティブなエナジーを持った曲を絶叫してやりきれない思いだったな。皆は俺がオーディエンスを熱狂させる請負人みたいな感じで見ていたかもしれないけど、毎晩自分の傷跡を引きちぎっている感覚だったね。
このBlack Queenの新譜を発表する事によって正にDillingerのアルバムOne Of Us Is The Killerから俺の中にあった大きな不満が解消されるだろう。俺は今でもDillingerが終わったという感覚をもっていないんだ。恐らく後1-2年はDillingerの終わりを感じる事は無いんじゃないかな、何故ならこのBlack Queenでの活動はもしDillingerがあのまま活動を続けていても必ず起こった事だからさ。俺達の中でDillingerを終わりにしようという思いが一致して今に至った訳だけど、Dillingerが解散しなくても俺には他のバンドで活動しないとやっていけない思いがあったのさ。」
こちらGregのインタビュー記事: https://www.revolvermag.com/music/black-queen-how-dillinger-escape-plan-singer-found-new-life-electronic-music
The Black Queenの曲: https://youtu.be/bYwk7EuF7iQ