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Static-Xの元ツアーマネージャーがバンド内部で起こっていた問題について明らかに。

February 18, 2019

2014年に処方箋薬の乱用で他界したインダストリアルメタル/ニューメタルStatic-XのフロントマンWayne Static。あれから4年、活動末期にはバンドを脱退し再結成は絶望的と言われていたバンドのオリジナルメンバー、Tony Campos(b/vo)、Koichi Fukuda(g/k)、Ken Jay(dr)が再結成しバンドを再始動。

 

オリジナルメンバーである3人は新譜Project Regenerationを今年発売すると発表。そして故Wayneと一緒に制作し1999年に発表し、プラチナアルバムとなったWisconsin Death Tripの20周年を記念するワールドツアーの開催も発表。

 

今回再結成に至った事で結成メンバーであり、バンドを所有する立場であるベーシストTonyが昨年自身とWayneの過去について発表。Tonyは「バンドをやっていれば成功もあり、プレッシャーや期待、人気、金銭、そしてメンバー個人の影響やエゴも全て降りかかってくる。そしてそこにドラッグやアルコールを入れると簡単に人間関係は破壊され、何が大切かという目標も脆くも崩れ去る。」「ある時からWayneが徐々にバンドから距離を置き始めドラッグとアルコールが彼の生活を乱していった。」「俺達が人生を掛けて築いたバンドの規律を正すためにWayneと話すことに決めた。残念ながらWayneと自分はお互いの意見を理解しあえる事は無く、Wayneはソロ活動を望んだ。」「しかし、Wayneから彼のソロ活動においてStatic-Xの名前で活動したいと要望が来た。そこでWayneには短期間だけ自分抜きのStatic-Xの活動を了承。俺達はビジネス的な取引をしてそれぞれ別の活動を続ける。」「しかし、WayneがStatic-Xを掲げて挑んだソロツアーにてドラッグ問題が発生しツアーが中止。その後、Wayneとは疎遠となってしまい、他界するまで仲直りする事はなかった。」とWayneが依存を断ち切り自分達の元へ帰って来る日を待っていたが叶わない夢となった事を説明。

 

Static-Xの再結成について歓喜する人々が居る傍ら、Wayneが亡くなって葬式やメモリアルライブにも顔を見せなかったメンバー達が何故という意見も出ており、Wayneが他界する前に一緒にツアーに出ていたEmmureのフロントマンFrankie Palmeriも再結成について否定的な意見を持っており、インタビューにて「Static-Xのオリジナルメンバー達はメモリアルに参加しなかったから恐らくWayneとの確執は深いのだろう、だから再結成はWayneに対してのFuck Youというスタンスだと思うし、再結成は金儲けが目的」と発言し話題となりました。

 

そして今回バンドでアシスタント、セキュリティー、マーチデザイン、アシスタントツアーマネージャーそしてツアーマネージャーと歴任し長年バンドと行動を共にしたEric Dinkelmann氏がバンド内で起こっていた問題について発言。Dinkelmann氏の発言を簡潔にまとめました。

 

「今回Static-Xで何が起こっていたのか2001年からバンドと一緒に仕事をしてきた俺から真実を発表する。

 

俺がStatic-Xと出会ったのは1999年のOZZFESTで、バンドメンバー達と仲良くなり彼等のスタッフとしてDVD用のボーナス映像撮影スタッフとして働き始めたのが2001年。そこから俺はアシスタント、セキュリティー、マーチデザイン、アシスタントツアーマネージャーそしてツアーマネージャーを歴任。後期にWayneがソロバンドとしてStatic-Xを掲げてツアーに出た時のバンドロゴをデザインしたりもした。Wayne StaticはStatic-Xではない。Nine Inch NailsとTrent Reznorの様な関係でなく、Static-XはWayneとTonyが50%分け合うバンドだった。そしてWayne自身バンドの音楽を全てを作曲した訳でもなかった。確かにWayneはバンドの顔だった、しかしバンドはパートナーシップの上に成り立っており、Wayne自身Tonyの許可無しではバンドは動かせなかったんだ。

 

EmmureはStatic-Xが忙しく活動している時には居なかった。Frankieが絡んできたのはバンド内でTonyとWayneが意見の相違から別々の道に別れた後だ。そしてWayneの奥さんTera(Wayneが他界した約1年後に自殺)がクリエイティブの違い、またはStatic-Xのスタッフに嫌気がさしたのか、俺を含めたスタッフをほぼ全員解雇させ事実上バンドを解散させた時にもFrankieは居なかった。Frankieが居た時とは正にWayneが金儲けの為にStatic-Xの名前を出してソロ活動をしていた時だ。Wayneのソロ活動は上手く行かずWayneはTonyにバンド名を出して活動させて欲しいと要求しTonyも了承した事は皆も知っている事だ。では何故Frankieはその事を話さないのか?何故ならEmmureは当時Static-Xのツアーにて準ヘッドラインのサポートアクトであり、Wayneがドラッグ問題を起こしてツアーを離脱した後はEmmureがそのツアーの残りの公演のヘッドラインをやったからだろう。

 

兎に角、Wayneはこのツアーを離脱した事で多くの信用を失い、金銭的にも大きなダメージを受けた。窮地に追い込まれた彼はTonyに連絡し半々で分けていたバンドの所有権を変えて欲しいと要求。この件でTonyとWayneの仲はより引き裂かれてしまった。

 

そうだなドラッグもこの件に深く関わっている。Static-Xのバンド内では薬の乱用はまず皆無であり、どのメンバーもやってなかった。しかし、TeraがWayneと結婚した事でこの規律は乱れてしまったのさ。この件についてこれまで誰も公表していないが、Wayneが使用していた薬は彼に処方された物でなく、Teraの処方箋であった事だ。彼女はWayneを薬物中毒にしたばかりか、Wayneは薬物乱用と飲酒が原因で他界してしまった。

 

Wayneが他界した2014年11月1日、俺の所にTonyを始めメンバー達全員から連絡が来た。俺達は皆Wayneとの仲を修復する事が出来ずに旅立たれてしまった事を悔やんでいた。誰もが結婚している夫婦の間に入って発言する事は出来なかったんだ。

 

Wayneと意見の相違、またはいざこざがあってバンドから離れていた俺達は裏切られた気持ちもあったが、心の中では長年一緒に活動してきたWayneを愛しており、いつか分かり合える日が来ると思っていたんだ。

 

オリジナルメンバーとスタッフがWayneのメモリアルライブに参加しなかった理由はTeraが許可しなかったからだ。俺達がどれ程一緒に活動していたかを考慮するととんでもない行為だったよ。しかし、Wayneの死に泥を塗る事はしたくなかった事もあり、誰も不参加の理由について発言する事は無かった。俺達はWayneを愛していた、誰もが彼のメモリアルに参加したかったさ。そしてこの出来事こそが今回再結成する事になった最大の理由でもあるんだ。俺達は誰もWayneに最後のお別れを言う事は出来なかった。

 

現在Static-XはTony一人が所有者であり、バンドの名を掲げて活動する権利は彼にある。他のバンドだってそうだろ?Frankieの言う事が真実ならAlice In ChainsやStone Temple Pilotsに対しても彼は否定している事になる。

 

Tonyがオリジナルライナップを再結成させたのには思い出をまた蘇らせたいという思いからだ。もしTonyが金儲けの為に活動していたら彼なら安い賃金で雇えるミュージシャン達を集めて自分の取り分をより増やすことも出来た筈なんだ。彼はKoichiとKenを復帰させただけでなく、多くの著名アーティスト達にもコンタクトを取り今回のプロジェクトに参加してもらっている。

 

Static-Xの部外者であるFrankieみたいな男が想像だけで意見を言う事は非常に失礼な事である。そうだろFrankieよ。発言力のある立場のお前はもう少し気を遣うべきではないのか。」
 

こちらDinkelmann氏の投稿文: https://www.facebook.com/DinkusMaximus/posts/10157158598841458

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