StaindのAaronがLimp BizkitのFredを自身の恩人である事を発言。
February 26, 2019
現在、ソロのアコギツアーを行っているStaindのフロントマンAaron Lewisがライブ中にLimp BizkitのフロントマンFred Durstについて発言し話題に。
Staindのインディー作品であるアルバムTormented(1996)をFredが受け取り興味を持ち、Staindのライブを見たFredは即バンドを自身が在籍していたFlipレコードと契約させた事で有名。その後StaindはFlipレコードからデビュー作Dysfunction(1999)、そして6作目The Illusion Of Progress(2008)までをFlipレコードと一緒に発表。StaindがFlip在籍時に発表した5作品は大ヒットを飛ばしたBreak The Cycleを筆頭に前述のDysfunction等4枚のアルバムがプラチナディスクを獲得しておりFredが発掘し契約させたバンドの中では最も売れたバンドに。しかし、2003年頃にはStaindは ”Fredのバンド” と言われている事に不満があった事でFredとの関係を解消する事を発表。その後、対バンする事も無くなり両者の関係は悪いという大方の見方がたっていました。
ライブにてStaindのシングル曲EpiphanyをアコギでプレイしたAaronは同曲のPVの映像監督がFredであった事を語りだし、映像内に俳優Billy Zaneを出演させたのはFredであり、Fredは同PVに約1.5億円近くをつぎ込んで制作した事をか語りました。こちら曲EpiphanyのPV: https://youtu.be/r8cEzdjLn60
またライブ中にオーディエンスからFred Durstに対しての中傷コメントが聞こえてくると演奏を中断し以下に説明。
「いやFredが居たからこそ今俺はこの場所に座っている事が出来たと思っているよ。俺は悩んでいる事があった場合にはFredにコンタクトを取ってアドバイスを受けて貰っているんだ。Fredは良い奴だよ。彼と話すと毎回凄い奴だなと思い知らされる。
彼と知り合えてよかったと思っている。彼が初めて俺達Staindにオファーを掛けて来た時、俺は彼を冷たくあしらったんだ。彼はそんな過去を気に掛けず俺達を契約させてくれた。だから、Fredに対しての中傷や暴言を耳にするとね...俺は一度手を止めて ”何?” と聞くよ。彼が居たから俺は今ミュージシャンとして生活出来ているんだよ。彼が居なかったら俺はとっくにミュージシャンとしての道を諦めて、恐らく自分の子供達の為に曲を歌って楽しませてやるぐらいで終わっていた。
俺が今夜皆の前でプレイしているのもFredのおかげさ。Fredという人物を知らないのに悪態をついているのだったら、そっとしておいてやれ。彼は俺の中では良い奴なんだ。
Fredは凄い奴だ。皆彼が今どういう状況か知っているか?彼は西海岸にあった自宅を先日の大規模な山火事で全てを失ってしまったんだよ。全てだよ。彼は火災の時に自身の車を車庫から取り出す事も出来ず、自分の命の為に全てを置いてハーレーダビッドソンのバイクで何とか脱出したんだ。そしてその事について余り公表していない。彼は火事で全てを失った、悪態をつくのは止めないか。」とFredの近況を語り長年の親友を庇う発言。
こちらAaronの動画です、Fredの下りは1:17:25頃から: