Kornの元ドラマーDavidがバンドに対して逆提訴。
March 25, 2019
今年2月、Kornが結成メンバーであり2006年に脱退した元ドラマーDavid Silveriaに対して訴訟を起こした事が報道され、今回Davidがカウンターでバンドを提訴。
バンドとDavidが訴訟に発展したのは2015年以来。前回はDavidがKornが活動を休止している時期に脱退し2013年にバンドに復帰しようとしたがバンドから拒否された事、また自身はバンドでのロイヤリティを受ける権利がありバンドに対して自身が脱退した後いくら儲けていたのか、そして自分の配分を受け取る権利があるという事について訴訟を起こしていました。この訴訟に対してKorn側がカウンター訴訟。結果、Korn側がDavidに手切れ金を渡す代わりにDavidが保有しているKornでの権利をはく奪するという形で決着。
しかし、KornはDavidが2018年7月に音楽ストリーミングサービスが支払うデジタルロイヤリティを管理する権利団体SoundExchangeに対し、自身のKornでのロイヤリティを請求した事で今回の訴訟に踏み切った事が報道。バンドはDavidに対し2015年にお互いに決着をつけた訴訟での約束を破る行為であり、SoundExchangeに申し立てたクレームを直ぐに取り消す事を要求。また報道では、Davidは現在も申請を取り消しておらず、SoundExchangeはKornへのロイヤリティをホールドした状態であり、バンドはDavidの行為によって約2900万円を損失した事が報道。
Kornのメンバー、Jonathan Davis、James Shaffer(Munky)、Reginald Arvizu(Fieldy)、そしてBrian Welch(Head)の一同はDavidが前回の訴訟で決着した約束を破った事、またDavidが今後一切バンドのロイヤリティへ関与出来ない様にする訴訟を起こした事が報道。
今回逆提訴したDavidが以下に発言:
「今回の件に対して発言する事はこのポストで最後だけど。自分のロイヤリティーが受け取られていない事が解り今回の逆提訴をした事は事実だ。こちらのオリジナルパートナーシップ
の法的文書をみてほしい
https://3xf8fq40r09d2057kq393vj4-wpengine.netdna-ssl.com/wp-content/uploads/2019/03/0320-Korn_Contract.pdf
Kornのオリジナルパートナーシップはバンドメンバー全員が20%を分け合っており、このバンドはメンバーのソロバンドでは無いから、バンドからお金を盗むという行為をした覚えはない。
俺はKornメンバーと出会って活動出来た事を本当にラッキーだったと思っているし、ファンが居なかったら俺達はただリハーサルスタジオでプレイするだけのバンドだった。でもファンの応援のお陰で俺達は世界中でツアー出来るバンドになった。ファンのお陰で俺自身子供の頃からの夢が現実になった。その事実には感謝したい。今回の件はビジネスなんだよ。俺は決められた配分を受け取ろうとしているだけで、メンバーに一切悪感情が無い事を公表したい。」と発言。
上のリンクから見れるKornが1994年に裁判所に提出した書類にはDavidを含むバンドメンバーの名前が記載されており、メンバーのパートナーシップは1994年7月5日から2044年7月4日まで有効となっています。Kornメンバー達もこの書類に気付かなかったのか、それとも前回の訴訟で以前のパートナーシップを変える等したのか。今後両者の動向が注目されます。