Cannibal CorpseのGeorgeが昨年逮捕されたギタリストPatについて語る。
July 2, 2019
デスメタルCannibal CorpseのフロントマンGeorge "Corpsegrinder" FisherがHatebreedのJameyが主催するポッドキャスト番組The Jasta Showに出演し昨年逮捕されたギタリストPatrick "Pat" O'brienについて語る。
12月10日の夜、Patは自宅の近所にある住居に侵入。住居には二人の人間がおり、Patに退出を命ずるもPatは聞かず、住居に居た二名の内女性を突き飛ばし住居の庭に入る。住居不法侵入の通報にて駆け付けた警察によるとPatは庭の裏手にある柵に隠れており。警察官がPatを発見するとPatは右手にナイフを持っており警察官に襲い掛かり、警察官は所持していたテーザーガンでPatを撃って動きを封じたと発表。Patはその場で銃刀法違反、住居不法侵入、警察官への暴行で現行犯逮捕。そしてPatが逮捕された直ぐ後に、現場からそう遠くないPatの自宅が火事に。近所の証言者によると、火事は起きる前にPatの自宅で喧嘩する声が聞こえたと発言。Patは後日保釈金を払い留置所を出て現在家族のサポートを受けながら謹慎生活を送っているとの事。バンドはPatの代役にHate EternalのErik Rutanを就けて活動中。
こちらから同件のニュース映像がみれます:
https://youtu.be/EEizCdahIyM
Georgeはインタビューにて、「あの事件について自分の想像だけで何が起こっていたのかを話す事は出来ないが、一歩間違えればもっと最悪な現場になっていた事は確かだ。そして俺達の現在の地元であるフロリダ州Tampa地域でのニュースではPatは悪者として報道されなかった。この地域での報道ではPatはデスメタルバンドでプレイする世界的、全国的にも名の通るギタリストでありリスペクトされている存在と発表されていた。この地域の報道では誰もPatを中傷する様な発言を上げる機関は無かったよ。
そしてメタルコミュニティーもPatに対してサポート的な発言が多く、95%の人々からは ”早く治して帰って来て欲しい” と温かいサポートの言葉が寄せられた。俺もネット上に溢れる全ての発言やコメントを読んでいた訳では無いけどね。
そして俺達Cannibal Corpseメンバーと関係者全員はPatが大好きだし、彼に帰って来て欲しいと願っている。事件後、Patが自殺防止のベストを着せられ裁判所の法廷に現れた時、俺は泣いたよ。当時俺達はツアーが終了したばかりで、あの事件の数日前に俺はPatに元気でなと、また次のバンド活動も頑張ろうと話したばかりだったからね。彼の起こした事件が信じられなかったし大きなショックを受けたね。Patは今後も色々な裁判が待っている為決して楽な生活ではないと思っている。
法的な事に関しては俺達には手は出せないが、俺達は100%Patをサポートしバックアップしていくつもりだよ。」と発言。
Patの今後がどうなるか分かりませんが、バンドとしてはPatが音楽活動が出来る状態になれば復帰して欲しいと思っている様です。
また先日終了したSlayerとのツアーについて、これまでもCannibal CorpseとSlayerは何度か一緒にツアーした事はあるもの、毎回多くのオーディエンスを呼び込めるツアーについてSlayerには本当に感謝しかないと発言。また自分と同世代のヒーローはSlayerでありSlayerが居たからこそCannibal Corpseも居ると発言。また自身が音楽を始める切っ掛けとなったのはBlack Sabbathだが、King Diamondの作品も最高に影響を受けたアーティストと発言。先日偶然King Diamondと楽屋で会う機会があり、King Diamondから「君Cannibal Corpseだろ」と声を掛けられ感激し、一緒に写真を撮った事は凄い事だったと発言。後日自身の奥さんからKing Diamondとのツーショットは「子供みたいな顔」と言われたそうです。
こちらGeorgeのインタビュー音源、Patについては1:02:10ごろ: https://soundcloud.com/jameyjasta/episode-459-george