top of page

Murderdollsメンバーが新たな活動、またIron Maidenツアー降板事件について発言。

September 3, 2019

元Murderdollsのメンバーであり現在DopeやMisfitsで活躍するギタリストAcey SladeがBREWtally Speaking Podcastに出演しMurderdollsの今後の活動そして以前Iron Maidenと起こした事件について発言。

 

AceyはインダストリアルメタルDopeのメンバーとしてデビューアルバムからバンドで活躍。その後Dopeでバンドメイトとして一緒に活躍していたギタリストTripp Eisenが当時のSlipknotのドラムJoey Jordisonと結成したMurderdollsを辞めた事で後任としてMurderdollsに加入。2004年にMurderdollsが無期限活動休止した後はAmen、Trashlight Vision、Joan Jett&The Blackhearts等を渡り歩き現在はMisfits結成メンバーであるJerry OnlyとGlenn Danzigのコンビが復活しギタリストDoyleも参加しているMisfitsにてドラマーDave Lombardoと共に新たなメンバーとして活躍、その傍ら昨年からDopeにも復帰して活動。

 

インタビューにてMurderdollsの今後再結成する可能性について問われたAceyは:


「是非復活したいと思っているよ。俺自身Murderdollsの音楽はまだ全てを出し切ったわけでは無いと思っていてね。そしてドラムBen Gravesが去年他界してしまった事で俺とヴォーカリストWednesday 13の中で再結成への思いが少し薄れてしまったのさ。そしてJoeyも自身の活動で忙しくしている事で中々良いタイミングが見つからない所かな。でも彼等と一緒にMurderdollsで活動出来た事は俺にとって大きな宝物であり、あのバンドに関しての後悔の思いは一切ないね。

 

決してあの頃のMurderdollsの活動時に戻りたいという思いではないんだ。俺はあの頃から人間的に変わったし、Wednesday 13やJoeyにしても同じだ。でも俺達はまたあの活動の続きをやってみたいという気持ちは大いにあるのさ。俺とWednesday 13はMurderdollsの再結成について少し話したよ、ただWednesday 13が今度発表する新譜Necrophazeが余りに素晴らしい作品でそっちの活動で忙しいんだ。現在彼は素晴らしい新譜を用意し、最高のアーティスト達、レーベルのサポートに囲まれており最高に幸せな活動を行っているんだ。だから彼の活動の障害にはさせたくないという思いもあってMurderdollsはホールド状態なのさ。俺自身今の活動は結構忙しいしJoeyもそれは同じで、俺達三人のスケジュールが合った時に本腰をいれてMurderdollsの復活を頑張ってみようと思っている。」

 

またAceyはMurderdolls活動中にバンドがIron Maidenのツアーから降板させられた事件について真相を語る:

 

「Murderdollsは当時Iron Maidenの欧州ツアーにサポートとして抜擢され一緒にツアーを周っていたんだ。クロアチアでの公演を終えた後、俺達はレコード会社の人間と一緒に近くにあるバイカー達が集まるバーで酒を飲み交わし、その後同国内にあるホテルに帰ったのさ。当時のホテルにはエアコンが備え付けられていなくて、俺以外のメンバーは全員酔っ払っていてホテルの中が熱かったから全員部屋の窓を開けたままにしていたんだ。俺とWednesday 13が同室で、BenとベーシストEric Griffinが横の部屋に泊まって居たんだ。俺達のツアーバスは俺達が泊っている部屋の直ぐ下に駐車されていた。俺が寝ようとしていると部屋の外が騒々しいので外の様子を伺うとツアーバスに向かって横の部屋にいるBenがもっと酒を持ってこいと部屋から怒鳴っていたんだ。俺はたまらず ”うるさいぞお前ら静かにしろ” と怒鳴り返したんだ、すると俺達の下に泊まっていた宿泊客からも同じ様に ”いい加減黙れよ” と文句が飛んできた。俺は窓から顔を出して横の部屋から顔を突き出したBenに向かって ”いい加減にしろよ” と言うとBenが ”お前こそ黙れよ” とプラスチックのドリンクボトルを俺に向かって投げて来たんだ。ボトルは俺の部屋の窓に当たって俺達の下の階の窓に当たり落ちて行った。それでその場はお開きになったんだ。
 

翌日俺がホテルのロビーへ降りていくとメンバーや関係者達がひどく取り乱していたんだ。俺が ”一体何事だ?” と問うと俺達がIron Maidenのツアーから降板させられる事になったと言うじゃないか。“なぜ?” と聞くと Benが ”昨夜俺達が怒鳴りあって物を窓から投げていただろ” と言うから俺も ”いやお前が投げたんであって俺達バンドが投げた訳じゃないだろ” と言い返したんだ。Joeyの話によると、俺達の下の階に宿泊していたのがIron Maidenのマーチをまとめる女性だったらしくその女性が俺達が彼女に向かってドリンク瓶を窓に投げつけたとバンドに通報したんだそうだ。Benが投げたのはプラスチックのボトルであり、決して彼女の部屋を狙って投げた訳では無かったのだが女性はそう解釈していたらしい。Joeyが俺に経緯を説明しているとツアーマネージャーが横から ”それから、お前はまだ俺に言っていない事があるだろ?” とJoeyに言ってきたのでJoeyも ”俺は今回の件には一切関わっていないぞ” と言うとマネージャーは ”お前は昨夜部屋から下に駐車していたIron Maidenのツアーバスに向かって小便を掛けたらしいじゃないか。” と恐ろしい事を言うんだ。Joeyもビックリして ”俺が?” と聞き返していたな。当時Iron Maidenは自身のアルバム等を厳しく管理していた事もあり、ツアー中はエクストラにツアーバスを借りてそこにスタッフを数名入れて自身の音楽等を管理させていたらしいんだ。そうとも知らずJoeyは酔っ払って下に駐車していたIron Maidenのツアーバスに小便しIron Maidenのスタッフ達全員に見られていたんだ。

 

という訳で、この件に一切関わっていない俺がIron Maidenに謝罪する事になったのさ。俺は一人街に出てバラの花束を購入しIron Maidenの女性スタッフに謝罪し、プリント屋に行って「Murderdollsメンバー及びスタッフ全員今回の件を非常に反省しており全てのIron Maiden関係者に謝罪します」みたいなサインを作ってIron Maidenの楽屋に貼り付けたのさ。俺の謝罪が上手くいったのかIron Maidenは謝罪を受け入れてくれてMurderdollsはツアーに戻ってこれたんだ。」とMurderdolls時代の裏話を披露。

 

こちらAceyのインタビュー音声です:https://soundcloud.com/brewspeakpod/acey-slade

Please reload

bottom of page