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元Bullet For My ValentineのドラムMooseが脱退の真相を告白。

February 7, 2020

英メタルBullet For My Valentineの結成メンバーで2017年にバンドを脱退したドラマーMichael Thomas (Moose)がインタビューに応えBFMVから脱退した経緯について発言。

 

Mooseはヴォーカル兼ギタリストMatthew Tuck、Michael Paget等と共にBFMVの前進バンドJeff Killed Johnを結成。EP作品を発表した後に音楽の方向性を変え、それと同時に現在のBullet For My Valentineに改名し活動。BFMVの5枚目となるLP作品Venom(2015)を発表しプロモーションを伴うツアーを行っている時期に奥さんの妊娠が発覚し産まれてくる赤ちゃんと家族のサポートの為にバンドのツアー活動から離脱。Mooseの抜けた穴はMattのサイドプロジェクトAxeWoundでドラムを担当しPitchshifterでも活躍したJason Bowldが代役で加入。多くのファンがMooseの帰還を待っているもバンドはその後もJasonを入れた体制で活動を続け、Mooseが離脱して約二年後の2017年12月にMooseの脱退とJasonの正式な加入を発表。

 

MooseはBFMV脱退後メタルコアStill RemainsのギタリストJordan Wheelan、Threat SignalのギタリストTravis Montgomery、Throw The FightのヴォーカルJames Clark等と新バンドKill The Lightsを結成しBFMVの作品(The Poison、Scream Aim Fire、Venom)を手掛けSlipknotやBehemoth等多くのメタルバンドの作品を手掛けて来たColin Richardsonとデビューアルバムを制作。デビュー作は年内にFearlessレコードから発売予定。

 

こちらKill The Lightsの新シングル曲Shed My SkinのPV: https://youtu.be/uuoWrl4iTtA

 

今回、MooseはMachine HeadのフロントマンRobb FlynnがやっているPodcastチャンネルNo Fuckin' Regretsに出演しBFMVからの脱退について発言。

 

「俺が参加した最後のアルバムVenom(2015)はバンド初期のメタルでヘビーなルーツに戻った作品で俺もメンバー達も凄く気に入っていたんだ。そしてこのアルバムのプロモーションを伴うツアー活動内で長年ベースを担当していたJason James (Jay)が脱退し、そしてJayが脱退した一年後に俺も脱退する事になってしまった。俺が家族の為にバンドの欧州ツアーから離脱してその後バンドに帰ってくることは無かったね。俺は帰って来るつもりでバンドへメールを送っていたんだけどメンバー達から返信メールが来ることが無かったのさ。

 

詳しく話すと、俺のワイフが妊娠し初めての子供だった事もあり、俺は彼女と産まれてくる赤ちゃんの為に(2015年秋頃)ツアーを離脱したんだ。翌年に全米ツアーがあり、バンドに戻る時期についてメンバー達と話しをすると彼等は、”まだ戻らなくて良いよ、赤ちゃんと家族の事を一番に考えて” と言ってくれた。その時、俺は全米ツアー後に控えている日本ツアーには参加しようかなとメンバー達に話していたんだよ。俺は、”(ツアーに参加する)準備は出来てるよ” とメールを送ったけど彼等から返信はなかった。そして2016年12月にはバンドに戻ろうと計画をしていた。でもバンドからの返信メールが無い事で ”いったいどうなっているんだ?” と少し気掛かりな部分もあったよ。それから俺の代役として入っていたJasonがライブでドラムソロをプレイし始めたんだ。俺は、”どうなってる?ふざけんなよ” となってね、バンドメイトは20-25年来の友人だったから直ぐにまたメールを出したんだ、けどそのメールにも全く返信が無かった。メンバー達がツアーから帰って来た時に俺は直接会いに行ったよ。俺は彼等に ”いったいどうなっているのか説明してくれ” と言うと、彼等は ”じゃあ、戻ってこいよ” と言ってきた。バンドメンバーとの話し合いの後に俺はマネージャーに誘われて夕食を食べに行った。その席でマネージャーから、実はバンドは近くに新曲をレコーディングする予定なんだ、と言ってきたから俺は ”良いね、いつ俺もスタジオへ行けばいい?” と聞くとマネージャーは ”いや、実はレコーディングは代役の彼がプレイするからお前はプロモーションビデオの撮影の時だけ来て” と言ってきたんだ。俺はそのやり方には賛成できなかったから、”それは出来ない” と返答した。その時、バンドは俺に帰ってきて欲しくないんだなと初めて知ったよ。そのミーティングから数日後、バンドはロンドンで話し合いたいと連絡してきた。そして、そのミーティングでバンドは俺に脱退して欲しいと言ってきたんだよ。」

 

Mooseのインタビュー音声はこちら、脱退の経緯についての発言は31:00頃: https://youtu.be/oQRYaAHmBPg

 

Mooseの発言は約4年も前の事だからか時系列が少しあやふやな部分もありますが、2015年の秋頃にMooseはBFMVのツアーを離脱しJasonが代役で加入しています。そしてMooseは翌年2016年の5月頃に赤ちゃんHarperちゃんが無事に産まれた事を発表。インタビューでも語っている様に、MooseはHarperちゃんの生後6ヶ月経ってからバンドに復帰しようと考えていたみたいです。しかし、バンドはMooseが居ない間に新しい契約をSpinefarmレコードと交わしています。契約後直ぐに新作の準備を始めており曲Don't Need YouもSpinefarmレコードと契約後直ぐに制作。恐らくMooseの赤ちゃんの出産とバンドのレコード契約時期が重なり、新しい作品が作りたいバンドはMooseの帰りを待てずにJasonと一緒に制作し思いのほかJasonとの作曲プロセスが上手く行った事で満足してしまったのではと思います。MooseはHarperちゃんが産まれた後もドラムを定期的にプレイしている事を投稿をしており、Mooseもバンドに帰る準備をしていた様ですが彼の願いは叶わなかった様です。Mooseがツアーから離脱する前、バンドとの関係は良好だったのかは分かりませんが、Mooseがバンドを離れた事で両者の間に溝が出来てしまった事は事実の様です。

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