Slipknot、Sinsaenumが他界したJoey Jordisonを追悼。
7/30/2021
先日Slipknotの結成メンバーにして、2013年に脱退したドラムJoey Jordisonが他界したニュースは多くの人々にショックと悲しみを与えました。Joeyは46歳でした。
Joeyの家族の声明では:
「多作なドラマーであり、音楽家、アーティストであったJoey Jordisonが2021年7月26日、46歳の若さで安らかに旅立ったという訃報をお伝えするのは胸が張り裂ける思いです。Joeyの死は私達の心を空っぽにし、言葉では言い表せない悲しみをもたらしました。Joeyを知っている人達には、彼の鋭い機転、ジェントルな性格、大きな心、そして家族と音楽のすべてに対する愛が理解されていたことでしょう。Joeyの家族は、知人、ファン、メディアに対し、この信じられないほど困難な時期に、私達家族がプライバシーと平和を必要としていることを尊重してくれるよう求めています。家族はプライベートな葬儀を行う予定で、メディアや一般の方々には家族の意思を尊重していただきたいと考えています。」と発表。
この訃報を受け、Slipknotの公式SNSや、バンドメンバー達のSNSは黒い背景の画像を投稿し追悼の意を表していました。
そして今日Slipknotが新たにJoeyに向けての追悼文を発表すると共にJoeyの追悼映像を公開しました。以下バンドの発表です。
「俺達の心は大きな悲しみに居るJoeyの家族とJoeyが愛した友人達へ向けられている。Joey Jordisonのアート、才能、スピリットは決して止まる事は無い。Slipknot、私達の日常、Joeyが愛した音楽にもたらした彼のインパクトは計り知れない。Joeyが居なければ俺達はここに居なかった。俺達とSlipknotファミリーは彼の死を悲しんでいる。We love you, Joey」
SlipknotオフィシャルのJoey追悼映像: https://youtu.be/5hejcY2p4A4
JoeyはSlipknot結成時のドラマーでありバンドのロゴやトライバル「S」ロゴのデザインも担当しました。バンドがレコード会社と契約する前に発表したアルバムMate.Feed.Kill.Repeat(1996)、レーベル
Roadrunnerレコードと契約した後のデビュー作セルフタイトル(1999)、Iowa(2001)、Vol.3:(The Subliminal Verses)(2004)、All Hope Is Gone(2008)のレコーディングに参加。Joeyが最後にSlipknotの作品に携わったのはグレイテスト・ヒッツAntennas To Hell(2012)であり、2010年にベーシストのPaul Grayが亡くなってから初のアルバム.5: The Gray Chapterのレコーディングを控えている2013年に脱退。脱退から数年後、Joeyは脱退理由について神経疾患だったことを明かしていました。当時のインタビューにてJoeyは「横断性脊髄炎というひどい病気になってしまい、足が動かなくなってしまったんだ」と発言。2018年にはインタビューにて、厳しいリハビリに励み大分症状が良くなった事を明かしていました。
Slipknot脱退後JoeyはScar The Martyr、Vimic、Sinsaenumを結成し活動していました。Joeyはその才能を生かしSlipknot在籍時にはMurderdollsを結成し並行して活動し、Roadrunner United 25周年記念アルバムや3 Inches Of Bloodの作品等をプロデュースしています。
追記:Updated Information
Joeyの訃報を受け2016年にJoeyと元Dragonforce(現Kreator、Amahiru)のFrederic Leclercq、DaathのSean Zatorsky、MayhemのAttila Csihar、SethのHeimoth、ギタリストStéphane Buriezで結成したSinsaenumがJoeyを思い追悼。
「突然の兄弟、そして友人の死に私達は深い悲しみの中にいます。Joeyはこの音楽ジャンルにおいて、もっとも影響力のあるドラマーの一人であり、メタルミュージックのドラムの歴史を変えた人物でした。短期間ではありましたが、彼と一緒に活動出来た事は私達にとってとても名誉な事です。
Joeyは他のアーティスト達では出来ない音楽を提供し、彼の音楽に対する愛と情熱は他のアーティスト達とはくらべものにならないものでした。彼はSinsaenum家族の一員であり、時に口論もあり涙もありましたが、彼との時間の多くは笑いとお互い励ましあう仲でした。彼は気難しいイメージを持たれていましたが、私達と接する彼は大きな心を持っており、私達は彼の優しい部分に触れる事が多くあり幸運でした。彼はデーモン(害)も持っていました。私達はこれまでも全力で彼をサポートしてきましたが、彼を救う事が出来なかった事に非常に心を痛めています。彼は自分は人より優れていると考える男ではありませんでした。むしろ彼は自身の全てを出し他の人々の為に捧げていた人生でした。
私達の心はAmanda(元ガールフレンド)、Joeyの家族、そして彼を最後まで気遣ってくれた真の友人達に向けられています。
多くのサポートを送ってくれたファンと友人達には感謝しています。
全てを考慮し、この活動を継続する事は困難だと当初思っていました。しかし、私達は新しい作品に取り掛かっており、私達は耐えながらもJoeyのレガシーを称え継続していくことを考えています。新しい作品はJoeyへ捧げる作品であり、発表する事をJoeyも望んでいたと思っています。
Hails and Horns as Joey Would Say. We miss you Jsaenum, and will love you forever.」
Sinsaenumの追悼文:https://www.instagram.com/p/CSMaukQqE46/
管理人としても大きな影響を受けたアーティストの一人であり、初めて購入したSlipknotのアルバムであるセルフタイトル(1999)にてイントロ742617000027の後に続く曲(sic)の怒涛のドラムパートの
インパクトに衝撃を受けた事は今でも忘れられません。改めて RIP